四時随順

エッセイブログ / やまだみのる

大仏の御手をこぼれて寒雀

雀

大仏の御手をこぼれて寒雀  みのる

冬晴の一と日を得て佳句を授からんと平清盛ゆかりの能福寺兵庫大仏を訪ねた。

身の丈11m、青空を背に堂々とそびえるそれは、奈良、鎌倉とともに日本三大仏に数えられる。青銅製と聞くが日に映えた全身は白がねのようだ。

膝の上に置かれた大きな御手の窪のなかで寒雀たちが賑やかに遊んでいる。

彼らは警戒心が強く近づくとすぐに散ってしまうが、参拝者の手の届かない大仏の御手の中に守られていると知ってか安心しきってはしゃいでいるのだ。

「一羽のすずめ」という賛美歌のなかに次のような一節がある。

一羽のすずめに目を注ぎ給う主は、われさえも支え給うなり。

自らの知恵や力に頼んでも避けえない苦難の時は必ずやってくる。

災いを恐れて汲汲とした日々を生きるよりも、私たちを強くしてくださる方の支えを信じ、委ねて希望に生きるほうが遥かに尊いことだよ…

と教えられた気がした。

最新記事

タグ一覧

あなたも俳句をはじめませんか

     お気軽にお訪ねください

    ゴスペル俳句のWEBサイトはこちらからどうぞ