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ミサの鐘ひびき黄落急ぎけり
ミサの鐘ひびき黄落急ぎけり みのる
散歩道にある公園の大公孫樹もすっかり葉を落として天辺に青空が透けている。名所の燃えるような紅葉もわるくはないけれど、目立たない場所で人知れず散りつぎながら大地を覆っていく大公孫樹の黄落のほうが私の好みです。
散っても散っても尽きることがないかと思われるころが一番美しい。やがて次第に疎になっていく梢をうち仰いでいるとゆったりとした季節の移ろいを感じる。
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万歳をして黄落を浴びる子ら
万歳をして黄落を浴びる子ら みのる
いつごろからだったろうか、何となく大人の人付き合いが苦手だと感じるようになった。でも、幼い子供たちは大好き。声をかけるとすぐに反応してくれるしお喋りしていると心の中が浄化されていくようなそんな気持ちがする。そして何よりも子どもたちの好奇心や疑問は素敵なヒントを授けてくれる。
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秀つ枝洩る日矢諸共に黄落す
秀つ枝洩る日矢諸共に黄落す みのる
キリスト教の教会では今日からアドベント(待降節)といってこの日からクリスマスまでがイエス・キリストの降誕を待ち望む期間となる。キリスト教徒でない人でも、宗教信仰とは全く無関係に、単なる “今日は楽しいクリスマス” 一色になる現象はおかしいという人もいるかもしれないけれど世間ではそんなことを言う方が異常と言われるまでに定着してしまった。
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