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松天へ傾ぎ紅葉は池の面へ
松天へ傾ぎ紅葉は池の面へ みのる
俳句の学びを初めて七年が過ぎたころ紫峡先生から男性だけの吟行句会を発足せよとの指示が出ました。手元の資料を調べてみると平成二年二月に須磨離宮公園で第一回涼風句会が行われています。紫峡先生64歳、みのる47歳、いまから27年前のお話です。
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法紅葉大山門を荘厳す
法紅葉大山門を荘厳す みのる
昨日、テレビのニュースで清水寺など京都の紅葉の名所が放送されていた。それは紅葉見物する人たちのマナーの悪さに困っているというテーマの報道番組だった。
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一羅漢紅葉明りに瞑想す
一羅漢紅葉明りに瞑想す みのる
私が俳句をしているというと、みのるさんは、クリスチャンなのに神社やお寺に行くの?
と、いぶかしげに言われることがあります。熱心な信仰者ほど自分の信じるもの以外の全てを否定して排他的な考え方をされる方が多いようですが、私は思想や宗教はあくまで自由であって他を否定する行為は傲慢だと思うのです。
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元気出せ勇気出せよと紅葉燃ゆ
元気出せ勇気出せよと紅葉燃ゆ みのる
日に映えて炎のように燃えている紅葉の樹下に佇んでいると、落葉樹の四季は人の生涯の縮図のようだとふと思う。
復活の春を告げる芽吹きは新しい生命の誕生だし、新緑から若葉、青葉と変化してく様子は少年期、青年期、壮年期である。そこからは厳しい夏の暑さや台風などの激しい風雨とも戦いながら生き伸びなければならない。
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