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エッセイブログ / やまだみのる

新幹線迅し枯野をニタ分けに

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新幹線迅し枯野をニタ分けに  みのる

いまから三百数十年まえ、俳聖芭蕉は、『旅に病んで夢は枯野をかけ廻る』と詠んでいます。命を賭して旅し諸国を行脚した芭蕉翁や西行法師の時代に思いを馳せると、まさしく「隔世の感」と言わざるを得ません。

東京オリンピック開会直前の1964年(昭和39年)10月1日に開通した東海道新幹線。いまでは全国どこへでも気軽に新幹線の旅を楽しめる時代になりましたが、開業当時は枯野のど真ん中に停まるような駅もあって物議を醸した時代でした。何もかもが懐かしい昔話です。

現代の私達が夢でかけめぐるとしたら、世界、いや宇宙かな。出来ることなら天国へ旅立つまでに戦争のない地球も見てみたいですね。

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