先師恋ふ勿忘草に思ひよせ
先師恋ふ勿忘草に思ひよせ みのる
毎年4月になると、みのる庵のお庭のあちらこちらに勿忘草が咲きます。一年草なのですがこぼれ種で生えてくるのです。
みのるの恩師である小路紫峡先生(俳誌ひいらぎ主宰)が帰天されたのは2016年4月9日でした。
実はその2ヶ月前の2月1日付で先生からの最後のお手紙が届いていたのです。結果的に遺言となったその手紙には、
ペンネームでもいいのであなたも投句なさい
という温かいお言葉が記されていました。
もとよりそんな勇気はありませんでしたが、改めて紫峡先生の寛大さを覚えて胸が熱くなりました。
遺言のお便りの末尾には次のようなお言葉も記されています。
私は今年の十二月二十四日の誕生日にて満九十歳となります。後世のための作家育成の最後となります。貴方にこのようなお便りを書きますこともまた神様のみちびきと考えております。
このお言葉からは、九十歳の誕生日を機に智壽子夫人にひいらぎ主宰を禅譲されるおつもりであったことが伺えると同時に、「みのるさん、あなたも後世の人たちのためにしっかり奉仕しなさいよ」という先生からの隠れたメッセージが感じ取れます。
身勝手に結社を離脱し結果的に反逆者となった私は、先生のご葬儀にも結社の偲ぶ会にも出席は叶いませんでしたが、叱咤激励しキリストの愛をもって訓練してくださった先生のご恩を決して忘れることはありません。
その御恩に報いるために何をすべきかを自問しつつ、いまも天国の先生と心を通わせています。
紫峡師が私に教えてくださったのは俳句づくりの方法論ではなく『人格の陶冶と俳句のこころ』でした。
また『仲間を大切にしキリスト教の奉仕の精神で喜んで労すること』を自らの姿勢で示してくださいました。私もまたそうありたいと切に祈っています。
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