四時随順

俳句とエッセイ / やまだみのる

ゆくりなき真澄の空や枯木宿

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ゆくりなき真澄の空や枯木宿  みのる

夜の雨もあがり、今朝はまた抜けるような青空が戻ってきた。我が家(みのる庵)はシンボルツリーのアオダモがすっかり葉を落とし年が明けて芽吹きの三月を迎えるまでは枯木の宿と化す。

“これから老後の生活になるのに…”

と家族に反対されたけれどどうしても雑木の庭に改造したくて定年のご褒美ということで永年の夢が叶った。

春の美しい芽吹きに心洗われ夏は青葉のグリーンカーテンに涼を授かる。秋は紅葉に目を潤し落葉掃きは大変だけれど冬になるとスカスカの裸木になって燦々と冬日を落としてくれる。毎年繰り返される雑木の四季に心通わせながら生かされていることを喜び俳句のある生活に慰められ励まされして過ごしている。

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