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寒さうな旧家の三和土罅走る
寒さうな旧家の三和土罅走る みのる
今井町吟行の町家探訪でとても印象的だったのは音村家。梯子のような階段がおかれた『つし2階』があった。今風でいえばロフトということになるだろうか。入口の奥には珍しい「一口竈」も置かれている。
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開けてよと日の差す猫間障子かな
開けてよと日の差す猫間障子かな みのる
吟行句会で大和八木の今井町を訪ねた。かつて「大和の金は今井に七分」といわれるほど繁栄した今井町。現在も大半の町家が大切に保存されている。観光客に開放されている旧家も作り物ではなく本物の空間がそのまま保存されていて、まさしく江戸時代にタイムスリップしたような錯覚を覚える。
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ニタ三筋トラピスチヌの冬菜畑
ニタ三筋トラピスチヌの冬菜畑 みのる
今年も定例句会で宝塚黙想の家の広いお庭を吟行した。昨年もここのお庭を吟行したのだけれど同行していたメンバーのひかりさんが突然 『満天さ〜ん!』と大きな声を出されたので黙想の家のシスターがとびだしてこられ。
『静かに!!』
とお目玉。平身低頭お詫びしたエピソードが懐かし思い出。
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ゆくりなき真澄の空や枯木宿
ゆくりなき真澄の空や枯木宿 みのる
夜の雨もあがり、今朝はまた抜けるような青空が戻ってきた。我が家(みのる庵)はシンボルツリーのアオダモがすっかり葉を落とし年が明けて芽吹きの三月を迎えるまでは枯木の宿と化す。
“これから老後の生活になるのに…”
と家族に反対されたけれどどうしても雑木の庭に改造したくて定年のご褒美ということで永年の夢が叶った。
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瞑想のベンチにやまぬ木の葉雨
瞑想のベンチにやまぬ木の葉雨 みのる
俳句では木の葉が散る様子を木の葉雨、木の葉時雨と形容する。小春日和の中で紅葉がほろほろと散る…という穏やかな風情とはまた少し違って一吹きの風によっていっときぱらぱらと雨のように木の葉が降るというようなやや寂しげな様子をいう。
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