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瞑想のベンチにやまぬ木の葉雨
瞑想のベンチにやまぬ木の葉雨 みのる
俳句では木の葉が散る様子を木の葉雨、木の葉時雨と形容する。小春日和の中で紅葉がほろほろと散る…という穏やかな風情とはまた少し違って一吹きの風によっていっときぱらぱらと雨のように木の葉が降るというようなやや寂しげな様子をいう。
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七宝に錦繍なせる楓の森
七宝に錦繍なせる楓の森 みのる
硬い記事が続いたので、今日は、ほのぼのバージョンで(^o^)
自宅から徒歩20分に私のホームグラウンド奥須磨公園があります。その中に西洋楓の森があり毎年じつに見事なグラデーション紅葉が見られるのです。この美しい紅葉をハイアングルでカメラに収めようと、ずっと仰向きに構えていたときバランスを崩して思わず尻餅をついてしまいました。
“おじちゃん大丈夫?”
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一羅漢紅葉明りに瞑想す
一羅漢紅葉明りに瞑想す みのる
私が俳句をしているというと、みのるさんは、クリスチャンなのに神社やお寺に行くの?
と、いぶかしげに言われることがあります。熱心な信仰者ほど自分の信じるもの以外の全てを否定して排他的な考え方をされる方が多いようですが、私は思想や宗教はあくまで自由であって他を否定する行為は傲慢だと思うのです。
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新幹線迅し枯野をニタ分けに
新幹線迅し枯野をニタ分けに みのる
いまから三百数十年まえ、俳聖芭蕉は、『旅に病んで夢は枯野をかけ廻る』と詠んでいます。命を賭して旅し諸国を行脚した芭蕉翁や西行法師の時代に思いを馳せると、まさしく「隔世の感」と言わざるを得ません。
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緋襷に白壁鎧ふ蔦紅葉
緋襷に白壁鎧ふ蔦紅葉 みのる
真赤に燃える楓紅葉や大銀杏の黄落も美しいですが私は楚々とした蔦紅葉のほうが好みです。彼らは自由奔放に蔓を伸ばしてなぞへを覆ったり、野面積みや大木を攀じ登っていきます。
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